1. 防災に役立つアウトドアグッズ 震災経験者がすすめる知恵と道具

防災に役立つアウトドアグッズ 震災経験者がすすめる知恵と道具

アウトドア情報誌「BE-PAL(ビーパル)」×Yahoo!ショッピングのアウトドア特集。今回は「防災」の観点からアウトドアグッズをご紹介します。停電時に明かりを確保するLEDライトやお湯を沸かすストーブ、寒さから体を守る断熱マットなど、防災時にも役立つアウトドアグッズを解説。アウトドア体験を重ねることが防災にもつながる、そんな気付きが得られるといいですね。

「ENstyle」店主川村峻介さん。’15年東北、宮城県仙台市にアウトドアショップ「ENstyle」をオープン。「NODOOR」をコンセプトに普段使いもできるアウトドアグッズを提案。こだわりのギアが並ぶ。

Q 仙台で実際に被災した、 川村峻介さん。実際に困ったことって 何でした?

A 電気の復旧まで 夜は暗闇。 ライトは必須。

A ガスは復旧が遅いので、 煮炊きが大変 !

A 十分な睡眠が とりにくいので、寝具は何げに 超重要。

A 電気が復旧しても、 しばらくは物資も不足。 まずは3日間しのげる装備を!

アウトドア経験こそが 防災対策につながります

2011年、当時雑貨店をオープンする資金作りのため、宮城県・仙台市の精肉所で働いていた川村峻介さん。巨大な冷蔵庫で作業をしていたとき、突然大きな揺れに襲われた。

「あれ(?)長いな。これ……、ヤバいやつだっっ!」

急いで冷蔵庫から飛び出した。天井から吊り下がる電球が、チカチカと瞬きながら揺れていた光景を、いまでも覚えている。

「とにかく家に帰りました。信号も止まっていて、公衆電話にズラッと人が並んでいた。何が起こっているのかわからず、ひと晩を過ごしました」

翌朝、仕事場に向かう途中で新聞配達員に出会い、地元の河北新報を一部購入。そこではじめて津波災害を知った。

「どうしよう、って思って当時住んでいたマンションに戻ったら人が集まってて。同じ駐輪場で挨拶するだけの間柄だったんですが、ひとつの部屋に毛布と灯油を持ち寄って、1カ月、5人で共同生活しました」

川村さんが震災でまず必要性を感じたのが明かり。じつは1週間前にも大きな地震があり、備えとして、たまたまモンベルの手回しハンドルが付いたヘッドライトを購入していた。「停電中の夜って本当に暗いんです。避難所にある仮設トイレに行くことすら困難になります。そんなとき、両手が空くヘッドランプは役に立ちましたね」
登山用ギアに防災用品の基本を加え、バックパックに常備。
総重量は10kgほど。普段から担ぎ慣れておくと、イザというとき即動ける。

停電中は銀行が機能しなくなり、スーパーなどでお釣りが不足。クレジットカードや電子マネーも使えなくなるので、じつは小銭が必須!

電気はわりと早く復旧したが、ガスが復旧したのは災害から11カ月後だったと話す。

「まだ寒い3月にお湯が使えないのはつらかった。ガスバーナーの必要性を感じました。あと、体育館が避難所になるケースが多いんですが、体育館にある運動マットは数に限りがあるので、簡単に持ち運べるアウトドア用のマットがあるとだいぶ違うな、と思いました」

避難中はもちろん、被災中はスーパーに2、3時間並ぶこともあり、どんな状況でも対応できるレインウェアも必須。

「アウトドアギアって防災に役立つんだ、ってつくづく実感しました。アウトドア人口が増えれば、結果的に日本は防災に強くなるんじゃないか、そんな思いから、ENstyleを創りました」

まずはアウトドアに興味を持ってもらうきっかけ作りに。アウトドア体験を重ねることこそが、防災につながる。

「防災、備え、と日常と災害を切り離して考えるのではなく、日常の延長に野外という不便な場所があるように、災害もまた日常の延長にあると考えると、普段の買い物の仕方やモノの見方が変わってくると思います」

ENStyle

  • ENStyle

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住所:宮城県仙台市青葉区本町 2-16-15 中村ビル2階
TEL:022(281)9237
営業時間:12:00〜21:00(水曜定休)

防災三種の神器

1.ライト

地震の発生直後は停電が起こり、照明器具が使えなくなる可能性が高いので明かりは絶対欠かせない。

●コンパクトなエコランタン
ソーラーパフ/ミニ クールブライト


日中、ソーラーパネルで充電できるLEDライト。たたむと厚さわずか1.5㎝になるので、バックパックにぶら下げて移動中も充電。フル充電すれば約12時間点灯可能。

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●明るく、軽く、長持ちする充電式
ライトレッドレンザー/NEO10R


明るさとともに、汎用性、電池の消費量が少ないLEDライトを選ぶ。このモデルは充電式で10〜120時間まで点灯可能。防水性も高く179gと軽量で鞄に常備できる。

>充電式 LEDヘッドライトをもっと見る

2.ストーブ

ガスの普及は都市部でも1カ月以上かかった。お湯が沸かせるストーブは何かと心強い。

●寒さに強く燃料も手に入りやすい
SOTO/レギュレーターストーブ


どこでも手に入りやすいCB缶が使えるストーブが圧倒的におすすめ。このモデルは冬の低温下でも火力が安定。ゴトクも大きく、直径20cmの鍋にも対応する。

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3.マット

就寝時はベッド、団らん時は座布団になるマット。体を凹凸や寒さから守ります。

●快適、軽量、コンパクトのバランスが抜群
サーマレスト/トレイルスカウトスモール


厚さは2.5cmながら肉抜きしていないシンプルなフォームは、断熱性が高いのが特徴。自動膨張式。収納時は直径12cm×長さ28cmとコンパクトに持ち運べる。

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常備しておきたい防災用品基本のき

●ケガや寒さから手をガードする軍手

瓦礫(がれき)など鋭利なものに触れることが多い被災時は必需品。焚き火用の革手袋なども頑丈で◎。

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●災害時の移動中はメットが必須

ガラスの飛散や建物の倒壊から頭を保護する。最近は携行しやすい折りたたみ式もある。

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●アイデア次第で変身する手ぬぐい

手拭きからホコリ除けのマスク、避難所ではアイマスクに。薄手ですぐ乾くのもうれしい。

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●長期保存できる山食を3日分

アウトドア用のフリーズドライ食品は、かさばらずに軽く、お湯さえあればすぐ作れる。

>フリーズドライ非常食をもっと見る

●あると便利な日用雑貨

気を紛らわすトランプ、公共施設から充電させてもらうときは3つ又の電気プラグが活躍。

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●情報はラジオで取得

手回し充電もできるタイプは電池切れの心配がない。携帯電話のアダプターやライトを付属するタイプも多い。

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●1本使ったら1本補給

長期保存できるミネラルウォーターを常に決まった量備蓄し、普段から使い回す。

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●大声を出さずに危機を伝える笛

救助を求めたり、人の助けを借りたいときに、大音量で自分の居場所を知らせられる、命綱。

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●地域の防災マップを普段から把握

各自治体が配っている防災マップには、避難所や公共施設が記されているので確認しておく。

●自分用のファーストエイドキット

常備薬、絆創膏、傷薬、口の中を清潔にするフロス、バッグや靴を修繕できるテープなど。

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